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へら絞り

素材の個性を大切にする美秀ならではの精微な美しさ

Individuality of the material

現在はへら絞りによる注文は承っておりません。

へら絞り

百数十年前から行われている最も古い加工法の一つです。
スピニング加工とも呼ばれ、円形の丸板を機械に挟み回転させ、テコの応用で「へら」と呼ばれる数種類の棒状の道具で、取り付けてある型と同じ形状に人の力だけで、微妙な力加減で造形(絞る)する加工です。軸対象の製品ならば何でも加工できる特徴を持ち、貴金属へら絞りはプラチナ、金、銀などの貴金属を材料に使うへら絞り加工です。
長年の経験と勘で出来映えが左右されます。

平成2年へら絞り施盤にインバーターとコントローラーを接続する事を発案し、回転数を0~1500回転まで常に一定のレベルで、かつ機械の能力を落とさず加工する事が可能になりました。

材厚0.1mm~10mm位まで
精度1/100mm位までの公差

へら棒を鎖骨の下にあてて絞る、美秀独特の加工法は熟練を要し、繊細な加工に適しています。

このため色々な産業での用途に応える事が出来ます。

工業用理化学製品(白金ルツボ、白金ビート皿、白金ビーカー他)など幅広く需要に応え、大学や他の研究機関から高い評価を得ています。
純粋なプラチナは非常に柔らかく粘りが強く加工難度が高い為、高度なへら絞り技術が必要となります。
ここに厚生労働大臣表彰現代の名工(卓越技能者)として認定された美秀の技術が生かされています。

創業昭和27年

へら絞り製作の流れ(18金御鈴を絞る)

Process
1.

材料の丸板をへら絞り機械で、材料の質を壊さないように、絞り上げていく。

  • 絞り(形造る、造形する事)
  • 製品の寸法により材厚は変わる約2.0ミリ~約7.0ミリ
原型
2.

形が出来はじめてから何度も何度も材料の硬さを充分に出す作業を繰り返す。

原型
3.

途中、火入れを繰り返しながら、次の行程に進む為の調整をする。

原型
4.

いよいよ形状が整いもう一度へら棒で材料をよくきたえながら削って高さを調整する。

原型
5.

最後に微妙なムラをとりながら御鈴の形が完成する。この後、音出し作業を行い、全行程となる。

原型

株式会社 東京美秀本舗
Tokyo Bishu Honpo Co., Ltd.

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